マイクロソフト エバンジェリストのブログ

日本マイクロソフトのエバンジェリストが、技術情報を発信するブログです!

C#とXAMLによる Windows アプリ開発入門 ( 概要・資料と動画コース )

こんにちは。

マイクロソフトの渡辺 友太です。

C#とXAMLによる Widows アプリ開発入門 を、様々な技術トレーニングをオンラインで提供している Microsoft Virtual Academy よりご紹介します。

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資料付の数分の動画で、初めて Windows 用のアプリを開発する人を対象に、今までなかなか聞けなかったことを分かりやすく解説しているので、ぜひご覧ください!

Windows ストア アプリ開発入門

そもそも Windows ストア アプリってなんでしたっけ?というところから。 Windows ストア アプリは、 Windows 8 から登場した新しい種類のアプリケーションで、Windows ストアを通じて世界中の Windows ユーザにアプリを公開・配布することができます。そんな Windows ストアの特徴から、開発の流れの全体像についてご説明します。

続きを見る ( 6分動画、資料付 )

Hello World ~ ストア アプリ / C# 編~

Windows ストア アプリの概要を掴んだうえで、まずは C# という開発言語を使って、Hello World という文字を表示する Windows ストア アプリを作る流れを見ていきます。開発には、Visual Studio というツールを使います。 Visual Studio にはアプリ開発に使えるテンプレートが入っているので、簡単にそれっぽいアプリを作ることができます。

続きを見る ( 5分動画、資料付 )

アプリ公開までの道のり

アプリを作った後、Windows ストアに公開するまでの流れをご紹介します。Windows ストアにアプリを公開するには、開発者ダッシュボードから必要事項を入力して、審査提出する必要があります。用意する必要があるものや、申請から公開までの全体像を確認しましょう。

続きを見る ( 10分動画、資料付 )

Windows ストア アプリ審査の注意点

さて、無事にアプリが公開されればいいのですが、先のストアの審査に合格しないと、アプリは Windows ストアに公開されません。最後に、審査で落ちやすいポイントのベスト3について注意点をご説明します。自分のアプリが該当しないか、ぜひ確認してみてください。

続きを見る ( 6分動画、資料付 )

このあとは

いまさら聞けない Windows アプリ 開発入門 XAML/C#編、いかがでしたか?アプリ開発に関するより詳しい情報は、Windows ストア アプリ開発に関する情報をまとめてご紹介する Windows ストアへの道から。また、アプリ開発に関する最新情報は、Facebook ページ GoApps をご覧ください!

画面上のオブジェクトを画像に変換にする「あの機能が」が帰って来た!

UI系エバンジェリスト高橋です。

今回はWindows 8.1 で追加された地味にうれしい機能をご紹介します。

 

WriteableBitmap.RenderがなかったWindows 8

Silverlight や WPF、もちろん Silverlight をベースとした Windows Phone のアプリケーションプラットフォームには、WriteableBimap という Bitmapオブジェクトがあります。このWriteableBitmap には、 Renderというメソッドがあり、これによって画面上のオブジェクトをそのままBitmapオブジェクトに変換することができます。

いわば、スクリーンショット メソッドとでも言いましょうか?

しかし、Windows 8 の WinRT のWriteableBitmap にはこの Render メソッドがなく、画面の要素をBitmapに擦ることができなかったのです。

この件は世界中の開発者からリクエストが来た項目の一つとなりました。

 

そしてWindows 8.1 

そしてWindows 8.1になって、新しい手法がもたらされました。

Windows 8.1 では WriteableBitmap ではなく、RenderTargetBitmap が用意されこのRenderAsync メソッドにより同様の機能を実装することができます。

 RenderTargetBitmap class

 

実装は簡単

実装はシンプルです。新規でインスタンスを作り、bitmapにする画面上のオブジェクトを指定します。

    RenderTargetBitmap rtb = new RenderTargetBitmap();
    await rtb.RenderAsync(this.LayoutRoot);

これだけです。これで、画面上のオブジェクト LayoutRoot がBitmap となって、RenderTargetBitmap の中に生成されます。

 

画像ファイルに保存

もしこれをJpegでファイル保存しようとしたらこのようなメソッドに呼べばOKです。

private static async System.Threading.Tasks.Task SaveImage(RenderTargetBitmap rtb)
{
    FileSavePicker savePicker = new FileSavePicker() { DefaultFileExtension = ".jpg" };
    savePicker.FileTypeChoices.Add(".jpg", new List<string> { ".jpg" });

    StorageFile saveFile = await savePicker.PickSaveFileAsync();
    if (saveFile != null)
    {
        using (var fileStream = await saveFile.OpenAsync(FileAccessMode.ReadWrite))
        {
            BitmapEncoder encoder =
                await BitmapEncoder.CreateAsync(BitmapEncoder.JpegEncoderId, fileStream);

            IBuffer pixelBuffer = await rtb.GetPixelsAsync();
            byte[] pixels = pixelBuffer.ToArray();

            float dpi = DisplayInformation.GetForCurrentView().LogicalDpi;

            encoder.SetPixelData(BitmapPixelFormat.Bgra8, BitmapAlphaMode.Ignore,
                (uint)rtb.PixelWidth, (uint)rtb.PixelHeight, dpi, dpi, pixels);
            await encoder.FlushAsync();
        }
    }
}

あとは、RenderTargetBitmap を引数にして呼び出すだけですね。

    RenderTargetBitmap rtb = new RenderTargetBitmap();
    await rtb.RenderAsync(this.graph);
    await SaveImage(rtb);

 

MSDNサンプル

MSDNのサンプルがこちらにあります。結構大き目でわかりにくいかもしれませんが、参考までにどうぞ。

XAML render to bitmap sample

これでいろいろ画像系のアプリケーションの処理が広がります。

Windows ストア 個人開発者登録料を値下げ、Windows Phone アプリも公開可能に

こんにちは。

マイクロソフト エバンジェリストの渡辺 友太です。

今日は、開発者の皆様に嬉しいニュースをお知らせします!

■ 開発者登録費用が大幅値下げ

なんと、Windows ストアにアプリを公開するのに必要な、Windows ストア開発者アカウント(個人)の登録料が、年間 $49 から $19 に値下げされました!!!

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この機会に、ぜひ Windows ストア 開発者アカウントを取得し、アプリ開発にチャレンジしてみませんか?

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iOS、Android アプリからの移植方法やコード・デザインサンプル等の情報満載のデベロッパーセンターをまずはチェックしてみてください。また、賞金総額130万円のアプリ開発コンテストも開催中なので、合わせてご応募を。

そして、もう1つ便利になったポイントが。上記のバナーを見て気づいた方もいるかもしれません。

■ Windows Phone アプリの公開もOK

Windows ストアの開発者アカウントと Windows Phone ストアの開発者アカウントが統合され、1つのアカウントで Windows ストアと Windows Phone ストアのどちらにもアプリケーションを公開することができるようになります!!!

この機会に、欧州をはじめとして各地域でじわじわシェアを伸ばす Windows Phone にアプリを出してみませんか?

WindowsPhoneが欧州で爆発的伸び率 イタリアではiOS抜く ―今年9月 - ガジェット速報

Windows Phone アプリのデベロッパーセンターはこちらから

 

■ 情報がほしい方はぜひこちらを!

その他、今回のアカウント統合に際する変更点や注意点、参照情報はこちらをご覧ください。

Windows ストア と Windows Phone ストアの開発者アカウントが統合されました ( 高橋 忍 のブログ )

なんだかよくわからないけれど、Windows 周りも気になってきたという方は、11/21(木)・22(金) 開催の The Microsoft Conference 2013 にお越しください!盛りだくさんの 開発者向けセッションとハンズオンコーナーをご用意してお待ちしております!

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この秋は、Windows ストア & Windows Phone ストア へのアプリ公開、チャレンジしましょう!

 

~ 関連リンク ~

さまざまなデバイス/インターフェイスで、Web開発者/デザイナも、そして世界中へ:デバイス&サービスのマイクロソフトが提供する3つのチャンスとは - @IT

Unity 4.2でBaaSを使って簡単にストアアプリを作るには〜CEDEC 2013「Unity on Windows 8」レポート - @IT

Windowsストア アプリの開発で新しいアイデアと知見を獲得、将来を見据えアプリ開発を強化 | ウェブ制作者向けWindows8アプリ開発

サイト制作業務への偏重に危機感、 「Windows ストア アプリ」を次の成長に生かす | ウェブ制作者向けWindows8アプリ開発

既存 Web サービスをアプリ化する際のポイントは? – ユーザーニーズとデザインガイドラインの融合が決め手 | ウェブ制作者向けWindows8アプリ開発

 

 

Visual Studio Professional や Ultimate を無料で利用する方法

こんにちは。

マイクロソフト エバンジェリストの渡辺 友太です。

今日は、Visual Studio Professional や Ultimate無料で利用する方法をご紹介します。

※2014/11/14 追記
Visual Studio Community 2013 という新しい無料のエディションが発表されました ( 無料 かつ、機能は Professional 相当です )

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誰でも無料!!!といいたいのはやまやまなのですが、そういうわけにもいかず。。。 条件はありますが、どなたにも機会は訪れる可能性がありますので、ぜひ知っておいていただければ嬉しいです!

Visual Studio Professional および Visual Studio Ultimate を無料で利用するには、下記2つのプログラムを活用します。

  • DreamSpark
  • BizSpark

DreamSpark で Visual Studio Professional を無料で利用する

DreamSpark は、学生の皆様に開発者向けのツールを無料で提供する、シンプルなプログラムです。

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DreamSpark のページにアクセスし、学生用のアカウントを開設すれば、すぐに利用を開始できます。

学生かどうかの認証は、

  • 学校の電子メールアドレス ( ドメイン )を使う
  • 認証コードを使う
  • 国際学生証を使う

の3つです。

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アカウントを作成した後は、さっそくソフトウェアカタログからソフトウェアをダウンロードしましょう。

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その他、Visual Studio だけでなくアプリ開発に必要な開発者登録が無料になったりと、 他にも特典満載です。学生の皆様、ぜひご活用ください。

BizSpark で Visual Studio Ultimate を無料で利用する

BizSpark はマイクロソフトが起業を考えている、もしくは起業した皆様を全力で支援するプログラムです。 Visual Studio Ultimate はもちろんですが、クラウド環境の利用枠の他、技術サポート等も3年間無償で提供します!

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BizSpark のページにアクセスし、申込みを行ってください( 申込み手順はこちら )。

  • 現在の事業または計画している事業の核をなすソフトウェア ベースの製品およびサービスの開発を積極的に推進している
  • 設立 5 年未満もしくは法人化を目指している個人事業主/起業家
  • 非上場かつ年間売上 1 億 2 千万円未満
  • 事業概要、もしくは事業予定内容が記載されたオリジナル ドメインの Web サイトを所有

という条件があります。

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無事、BizSpark への参加が完了した後は、様々な特典を活用しましょう。特典の中に、ソフトウェア開発に必要なOS, サーバー製品など300以上のソフトウェアをご利用いただける Visual Studio Ultimate with MSDN の利用権が含まれていますので、これを使います ( 開発用ソフトウェアダウンロードの手順はこちら )。

手順に従ってダウンロードページに行き、Visual Studio Ultimate のダウンロードボタンを押しましょう。

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その他、ソフトウェアだけではなく、クラウド環境 Windows Azure や技術サポートも利用できます。新しくビジネスを立ち上げる際は、至れり尽くせりのBizSparkへの参加を忘れずに!

まとめ

Visual Studio Professional, Ultimate を無料で利用する方法をまとめると、下記の2つになります。

DreamSpark

  • 対象:学生
  • 使えるもの:Visual Studio Professional をはじめとする開発ツールや環境
  • 詳細ページ:Microsoft DreamSpark - Students

BizSpark

ぜひ、これらの仕組みをご活用いただき、Visual Studio 上位エディションを満喫してください。

そしてツールが揃った後は、Windows ストアでのアプリ公開の検討を始めましょう!!!!

Windows ストア ギフトカードでアプリを購入する

こんにちは、マイクロソフトの渡辺 友太です。

Windows 8.1 のリリースにあわせて、Windows ストア ギフトカードが発売されました。このギフトカードは、映画やゲーム、アプリの購入に使うことが出来るプリペイド方式のギフトカードです。

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これまで Windows ストアでは、有料アプリやアプリ内コンテンツを購入するには、クレジットカードでオンライン決済する必要がありました。しかし今後は、家電量販店やオンラインショップで手軽に購入できるこのギフトカードでアカウントにチャージし、有料コンテンツを購入することができます

Windows ストア アプリをマネタイズする方法はこちらの連載をご参照いただくとして、今回はこの Windows ストア ギフトカードを使ったアプリ購入の流れをご紹介します。

Windows ストア ギフトカードを購入

Windows ストア ギフトカードは、お近くの家電量販店やオンラインショップで購入することができます。種類は2,000円分5,000円分の2つです。

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カードの裏面をはがしてコードを確認

裏面をはがし、利用コードを確認します。コイン等で削ると20桁のコードを見ることができます。

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Windows ストアのアカウント画面でコードを入力

Windows ストアを開き、画面の上端から下へスワイプするか右クリックして、[ アカウント ] をタップもしくはクリック。

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すると、ギフトカードのコードを入力できる欄があります。ここにコードを入力し、[ 適用 ] をタップまたはクリック。すると処理が進みます。

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アカウントへのチャージを確認

処理が完了すると、"お支払情報"の下に、Microsoft アカウントの残高が表示されます。有料コンテンツを購入する際は、まずこのMicrosoft アカウントにある残高が使用されます。f:id:ms_eva:20131104213457j:plainまた、[残高の明細を確認]をタップまたはクリックすると、ブラウザが起動し Microsoft アカウントのページが開きます。そこでは、現在の残高に加え、これまでの購入、チャージ履歴を確認することができます。

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アプリを購入する、すると残高が減る

試しに有料アプリを購入してみます。

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この流れは、クレジットカード決済の場合と同様です。今回は、Microsoft アカウントに残高が残っているので、購入が完了するとその分残高が減少します。

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まとめ

以上が、Windows ストア ギフトカードでアプリを購入する流れになります。簡単にまとめると、

  1. Windows ストア ギフトカードの購入
  2. Microsoft アカウントに、コードを使ってチャージ
  3. いつも通り有料アプリ・コンテンツ

の、3ステップでクレジットカードを使わなくても手軽にアプリやコンテンツを購入することができます。

このあとは

ユーザが有料アプリやコンテンツを購入する敷居がますます下がった Windows ストアですが、実は開発者にとっても、Windows ストアから収益を得る方法が、他のプラットフォームと比べても比較的選択肢が多く、自由度が高めなことをご存知でしょうか?

Windows 8 アプリのマネタイズ方法 ( 連載 ) や、デベロッパーセンターで解説されている収益の計画をご覧いただき、ぜひ Windows ストアでの有料アプリ、有料コンテンツ提供をご検討ください!

Windows 8 アプリのマネタイズ方法「第一回:アプリを収益化する5つの方法(概要)」(連載 全6回) | ウェブ制作者向けWindows8アプリ開発