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マイクロソフト エバンジェリストのブログ

日本マイクロソフトのエバンジェリストが、技術情報を発信するブログです!

1/23 Windows ストア アプリの認定要件を改定

こんにちは。

マイクロソフトの渡辺です。

Windows ストア アプリを Windows ストアで公開する際に、満たす必要のある要件である「 Windows ストア向けアプリ認定要件 」。1/23 に改定が行われ、いくつか削除された要件がありますので、お知らせします。詳細は、Windows ストア向けアプリ認定要件下部にある改訂履歴をご確認ください。

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主な改訂点

2.3 削除 — アプリで広告を表示するために、説明、タイル、通知、アプリ バー、または端からのスワイプ操作を使ってはならないという要件を削除

スクリーンショット、テキスト、プロモーション用の画像など、アプリを説明する要素は、アプリを説明する必要があり、広告を追加してはいけません。

とされていましたが、こちらも削除されました。今後は、説明やタイル、通知、アプリバーやスワイプ操作で広告を表示することができます。ただし、アドネットワーク等をご利用の場合は、そのサービスの利用規約もご確認ください。

2.4 削除 — アプリで提供されるプライマリ エクスペリエンスはアプリ内で行われなければならないという要件を削除

主な動作がアプリ内で行われなくてもよいということです。例えば、ショッピングアプリの場合、アプリ内で決済も含めすべて完結させるのではなく、主な動作である”買う”という行為がアプリの外である " Web "に遷移して行ってもよい、と解釈できます。

もちろん、ユーザエクスペリエンスを考えればアプリ内ですべて完結出来ることが望ましい場合もありますので、アプリの外でメインの処理、動作を行うことを推奨しているわけではありません。

3.6 削除 — システムが提供するメカニズムを備えた機能をアプリがサポートする場合、システムが提供するメカニズムを使用しなければならないという要件を削除

これだけ読むと、何を言っているの?という感じです。これまでは下記の記述がありました。

アプリはスナップされたレイアウトをサポートする必要があります。

横方向レイアウトでは、アプリの表示サイズが 1024 x 768 の場合にアプリの機能に完全にアクセスできる必要があります。

ユーザーがアプリをスナップ/スナップ解除しても、アプリは機能を維持する必要があります。

アプリ自身でプログラムを終了したり、アプリを終了するための UI 要素が表示されてはなりません。

Windows 8 プロセス ライフタイム管理 (PLM) によって、Windows ストア アプリは自動的に終了します。

アプリを中断し、適切な状態で再開する必要があります。

アプリに下部のアプリ バーを実装する場合、そのバーは下部から上部へのスワイプによって表示される必要があります。

アプリにナビゲーション バーを実装する場合、そのバーは上部から下部へのスワイプによって表示される必要があります。

これらの機能やUI、UX については OS 標準の機能を使う API やコントロールが提供されています。これらを自分で独自に実装してもいいということですね。

3.8 削除 — アプリは、低電力コンピューターで基本的なパフォーマンス基準を満たす必要があるという要件を削除

この要件で、審査に苦戦した方は多いはずです。削除になりました。

削除になりましたが、低電力コンピューターでのパフォーマンスに懸念がある場合は、アプリがサポートするアーキテクチャを変更したり、アプリの説明でその点触れた方が親切でしょう。

4.5 削除 — 従量制課金ネットワーク経由での大量データ転送に関する要件を削除

従量制課金接続経由で運用するときは、アプリのデータ転送を無制限に許可するか、オーディオとビデオのデータ転送を以下のデータ速度に制限するかをユーザーが選択できるようにする必要があります。

・・・中略・・・

ユーザーのコンピューターをホーム ネットワークの外部で操作しているか、データ量の上限を上回っているときに従量制課金接続に接続されている場合、アプリは 1 MB を超えるデータ転送を実行する前に、ユーザーの同意を得る必要があります。

とありましたが、削除です。しかし、大量のデータを送受信する場合は、従量課金や帯域が狭いネットワークを使用しているユーザに考慮した処理をアプリに組み込んだ方がいいでしょう。接続の使用状況データのガイドライン (Windows)をご確認ください。

このあとは

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実は Windows ストア アプリの認定要件は、改訂履歴をご覧いただいた通り改訂がこれまでも行われています。要件の改訂によって、これまで出来なかったことが出来るようになったり、曖昧だった部分がより明確になったりします。いずれにしても、開発者にとっては重要な情報ですので、定期的に要件の改訂をご確認いただくことをおすすめします。